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家事 2018/12/20

洗濯物の室内干しはなぜにおう?対策を知って冬を乗り切ろう

冬になるとまずわき上がるのが、雪国に住む人の宿命ともいえる室内干しの問題です。冬に限っては当然屋外には干せませんが、室内干しをすると衣服に嫌なにおいがついてしまいますよね。においの発生するメカニズムを知り、上手な対策をして快適にのりきりましょう。

においの原因は雑菌!

まず、洗濯した衣服だからといって完全に汚れが落ちたとは限りません。見えない皮脂や垢などが残っている場合があり、それらを大好物とする雑菌が繁殖してしまう可能性があります。紫外線を含んでいる日光には殺菌効果が期待できますが、日光どころか、衣服が凍ってしまうであろう外気にあてることすら難しいですよね。そして、室内は風通しが悪いぶん乾きにくく、雑菌が繁殖する環境ができやすい悪循環に陥っているのです。

室内干しのにおいの原因となっている「中鎖アルデヒド」「窒素化合物」「硫黄化合物」などは、こうしたさまざまな原因で繁殖してしまいます。家族の人数にもよりますが、洗濯は数日に一度の場合もあれば、1日に二度する家庭もあるでしょう。常に衣服も部屋の中もいやなにおいで充満している、というのはつらいですよね。そんな生活環境が当たり前になる前に、しっかりと対策をする必要があります。

早く乾かそう

嫌なにおいを発する雑菌は、水分があるところで繁殖しやすい性質をもっています。暖房の空気でカラッと乾燥しているという家庭も多いかもしれませんが、そうでない場合、屋外と比べて乾くのに時間がかかってしまうのが現実です。そのため、衣服が水分を保持している時間も長くなってしまうのです。そこで、なるべく早く乾かすためのコツは「衣服の量」と「干し方」にあります。

まず、室内干しする衣服の量をできるだけ少なくすることで、湿度の上昇を抑えることができます。大量の洗濯物を溜め込まずに、こまめな洗濯を心掛ける必要があるでしょう。さらに、洗濯物を干す間隔を広めにとることで空気の通り道ができます。少ない洗濯物をアーチ状に干すなどして、水分をなるべく早く飛ばすように工夫することもできます。室内干し用の物干しスタンドやラック、隙間スペースを利用したハンガーなども販売されています。部屋が狭く、十分な間隔をあけて干すのは難しいという人は活用してみるのもいいかもしれませんね。

洗剤を変えてみよう

そもそも、においの元である雑菌の原因は、衣服に残った皮脂や垢です。そこで、今使っている洗剤を買い変えるなど、汚れをできるだけ落としきるという根本的な解決方法があります。粉タイプ洗剤には「炭酸ナトリウム」などの漂白成分が入っているため、液体タイプよりも洗浄力が高く、より汚れを落とすことができるでしょう。ただし、洗浄力が強いぶん、衣服の素材によっては生地を傷つけたり色落ちしたりする場合があります。ケースバイケースで使い分ける必要がありそうです。

さらに、除菌や抗菌作用がある洗剤は室内干しに最適といえるでしょう。洗っている間だけではなく、干している間に雑菌の繁殖を抑えてくれるのがうれしい点です。また、一般的な洗濯洗剤ではなく、室内干しに特化した専用洗剤も販売されています。バリエーションも豊富で、それらの多くに除菌・抗菌効果がある成分が入っているため、室内干し用洗剤に買い替えてみるのも効果的かもしれません。

湿度を下げよう

水分が多い環境がにおいの温床であることに違いありませんが、衣服を早く乾かすにも限度があります。扇風機をあてるにしても暖房を強めにかけるにしても、快適に過ごすための室温調節が難しくなるでしょう。そして、多くの水分を含みじめじめとした空気は、次第に悪臭へと変わっていくことになります。そこで、湿気を抑えるために活躍するのが除湿器です。

除湿器で効率よく除湿するには、ドアを閉めるなどして洗濯物を干している部屋を密室にすることです。範囲を限定することにより、湿気が狭い空間に閉じ込められ、集中した除湿作業が促されます。また、除湿器は洗濯物になるべく近い場所に置くことで早く乾きます。位置や向きによっては衣服が乾く時間、すなわち、においの元である雑菌が繁殖する時間の長さが左右されます。より素早く除湿するためには、効果的な場所を確保する必要があるかもしれません。さらに、室内干し用の衣類乾燥除湿器も数多く販売されています。製品のスペックを比較し、洗濯物の量や部屋の広さなど、それぞれの家庭に合ったものを選ぶのも選択肢の1つです。

室内干しのコツを抑えて快適な冬を過ごそう

室内干しの嫌なにおいの原因は、「衣服についた汚れ」+「多湿」により繁殖する雑菌にあります。雑菌が増殖する時間を短縮するために、早く乾かすコツや除湿器の使用、また、洗濯の段階で皮脂や垢を徹底的に落とす根本的な解決方法を紹介してきました。このように、においの原因がわかればさまざまな対策ができます。ちょっとした心遣いをするだけで、生活環境も気持ちもガラッと変わることでしょう。生活の質が向上すれば、例年の冬より気持ちよく快適に過ごすことができるのではないでしょうか。